2010年代に入ってから、有料自習室に関する情報を目にする機会が増えました。
私が学生だった15年ほど前にもありましたが、知る人ぞ知る地味なサービスだったと記憶しています。
最近は小ぎれいなところも多く、スタディステーションという有料自習室が便利な場所にあることを最近知りました。
現在の仕事経験と学生時代の学習経験を交えて、そのサービスを見ていきます。
新宿駅と代々木駅の両方から歩いて5分
場所は新宿駅と代々木駅の両方から歩いて5分ほどのところです。
近くに書店があるのは非常にいいことです。
勉強のモチベーションが低下したら、新品の本を眺めるとやる気が出てきます。
また飲食店やコンビニエンスストアが多いのも素晴らしいです。
食事時になったら手早く栄養補給できて、時間がムダになりません。
ここまで都会にあると誘惑が多くて問題という人もいますが、工夫をすれば大丈夫です。
駅からスタディステーションまで、誘惑を感じない経路を使って通うのです。
それが習慣化できれば、駅から近い便利な部分だけを享受して利用することができます。
室内はアースカラーが多用されていて落ち着きのある空間
室内はアースカラーが多用されていて、落ち着きのある空間です。
しかし天井には蛍光灯が多く設置されていて、明るくなっています。
勉強をしていると眠くなることがありますが、部屋が明るいと意識を保ちやすいです。
この自習室はそこも考慮されている点が優れています。
観葉植物などもあり、癒やしが感じられる空間です。
このような場所だと気持ちが荒れることが少なく、秩序が守られる傾向があります。
その結果、誰もが勉強に集中できる空間が維持されて、受験や資格試験でいい結果が出せます。
ブースはカーテンで仕切られていて、書棚と照明、電源があります。
カーテンのおかげで自分が勉強している姿を見られたり、勉強している内容を知られたりすることがありません。
なので人の目を気にしなくていいのがメリットです。
書棚があるといちいちバッグをゴソゴソすることがなくなる
同じ試験を受ける人がここにいる場合、競争意識が生まれがちです。
相手よりも難しい参考書を使って、いいところを見せるなど結果につながらない行動を取る必要がなくなります。
書棚があるといちいちバッグをゴソゴソすることがなくなります。
周囲を気にする必要なく、使う本をすべて手に取りやすい位置に置けるのは便利です。
特に法律系などの難関資格にチャレンジするときは大事な要素です。
私は大学生の時に公務員試験に挑戦しましたが、教養と専門の科目が10以上あり、常に大量の本を持ち歩いていました。
これを書棚に並べて置けるのは大きな間違いなく利点です。
電源があるので便利
電源があることも高評価をしたいです。
スマートフォンのみならず、電子辞書をすぐに充電できるからです。
持ち物を減らす意味で、この2つは学習者にとって重要なアイテムです。
充電器を持ち歩けば、何があってもこの2つで調べ物ができるということですから、心強いでしょう。
ただしスマートフォンは遊びの目的で使用することも可能です。
誘惑に負けて遊んでしまわないために、100円ショップで巾着袋を買うのがおすすめです。
見慣れたスマートフォンが視界に入らないようにするだけで、誘惑に勝てる確率がアップします。
ブースは幅が1メートル弱
ブースは幅が1メートル弱になっています。
もう少しあると机を広々と使うことができますが、姿勢は余裕がでるから許容範囲でしょう。
たくさんの本を一度に広げられなくても、上に書棚があるから問題ありません。
椅子は一般的なデスクチェアで、勉強のしやすさに配慮されています。
私はゲーミングチェアで勉強をした経験がありますが、おすすめできません。
背もたれに体重をかけてリクライニングさせれば非常に楽な体勢がとれます。
その誘惑に負けて勉強が中断してしまうから、一般的なデスクチェアが一番でしょう。
個別ブース外の設備では鍵付きロッカーとフリードリンク飲み場が魅力的です。
ロッカーがあることで大量の本を持ち歩く必要がなくなる
ロッカーがあることで大量の本を持ち歩く必要がなくなります。
大量の本を持ったまま通勤ラッシュの車両に乗り込むのは誰でも気が引けます。
残念ながら利用は有料になりますが、山手線の駅から5分という好立地を活かすためにも、費用を捻出したいところです。
喉が渇くたびに外出をするのは面倒です。
だからといってノートや書籍、スマートフォンがある席で飲むと、汚したり壊したりしてしまうリスクがあります。
この問題をクリアするのにぴったりなのがフリードリンクで、休憩スペースもあるから時間をロスせずに疲れをとることが可能です。
PCと電卓が使用できる席とサイレント席を分けている
スタディステーションの特筆すべき点は、PCと電卓が使用できる席とサイレント席を分けていることです。
PCを中心とした学習および仕事をしたい人は、専用席が選べます。
電卓を使って簿記の勉強をしたい人もこちらです。
簿記はレベルがあがると効率的に電卓を叩く能力が、合否を分けることもあります。
その練習を堂々と集中できる環境でできるのは大きな長所です。
PCも電卓も音が出ますから、それを避けて集中できるのがサイレント席です。
まとめ
自宅や図書館よりも集中できる環境と考えて間違いないでしょう。
壁紙も白で、余計なものが聴覚からも視覚からも入ってきません。